四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(2月21日発表)
楽天グループ(4755)
2月14日に発表された楽天グループ(4755)の前2023年12月期決算は、売上高が前々期比7.8%増の2兆0713億1500万円、営業損益が2128億5700万円の赤字(前々期は3716億1200万円の赤字)だった。営業赤字が大幅に縮まったのは、モバイル事業の採算改善が主因だ。セグメント単体では3375億2400万円の赤字と、前々期から1400億円余り縮小している。売上高の増加に加え、コスト削減や基地局整備の一巡が大きく貢献した。
ニッスイ(1332)
漁業・養殖、加工、販売の「水産事業」、冷凍食品や練り製品などの「食品事業」、EPAなどのファイン事業を展開するニッスイ(1332)。停滞していた業績は、近年回復傾向にある。今2024年3月期も売上高8250億円(前期比7.4%増)、営業利益290億円(同18.4%増)、純利益235億円(同10.7%増)の予想を掲げており、過去最高純益を更新する見通しだ。
トレンドマイクロ(4704)
今回は次点としたが、高配当の12月決算会社として注目されたのが、トレンドマイクロ(4704)だ。前2023年12月期は、普通株配当金の56円(配当性向70%換算)に加えて、特別配当682円を実施した。1株当たりの年間配当金は合計738円になり、配当性向は940.7%に上った。