四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(8月20日発表)

ローム(6963)

LSI(大規模集積回路)、ダイオードやトランジスタなどを製造するローム(6963)が1位だった。社名のローム(ROHM)は、創業当時の生産品目である抵抗器(Resistor)の頭文字「R」に、抵抗値の単位Ω「オーム(OHM)」を組み合わせたもの。

ナカニシ(7716)

時価総額3299億円のナカニシ(7716)は、新規組み入れ38銘柄のうちで唯一の東証スタンダード市場上場銘柄だ。同社は高速回転技術に特化した専門メーカー。歯科用機器から、産業用グラインダーまで高速回転する切削器具を製造する。売上高の8割以上を占める歯科製品は世界首位級。海外売上高比率は82%(2022年12月期)だ。

三井松島ホールディングス(1518)

新規組み入れ銘柄で時価総額が最も小さかったのは、三井松島ホールディングス(1518)で361億円だった。2023年度で石炭事業から撤退し、事業投資会社への転換を図る。2022年には、元お笑い芸人で個人投資家の井村俊哉氏が、同社株を発行済み株式の5%以上まで買い付けたことが明らかになり、話題になった。