四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(6月21日発表)
トヨタ自動車(7203)
6月18日に愛知県豊田市で開かれたトヨタ自動車(7203)の株主総会。質疑応答で最後に指名された男性株主は、トヨタで起きた認証不正問題を「ショックを受けた。トヨタは大丈夫なのかと不安に駆られた。内部統制が利いておらず、ガバナンス不全に陥っているのではないか」と述べたうえで、そう厳しい声を上げた。
ソフトバンクグループ(9984)
ソフトバンクグループ(9984)。前2024年3月期の当期純損益は2200億円余りの赤字だったが、普通株式の配当総額は600億円を超える。同期まで3期連続で最終損益が赤字だが、1株当たり年間配当金はこの間も44円を堅持する。
住友化学(4005)
ランクイン銘柄で赤字額が最も大きかったのが住友化学(4005)。抗精神病薬のアメリカでの特許切れなどにより医薬品事業が巨額赤字を計上し、全社でも3118億円の最終赤字に至った。同社の役員、執行役員が報酬減額を実施するなか配当支払いは継続した。前2024年3月期の1株当たり年間配当金は9円、配当総額は147億円だった。