四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(3月22日発表)

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

大手銀行は即座に反応した。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)傘下の三菱UFJ銀行、三井住友フィナンシャルグループ(8316)傘下の三井住友銀行は、ともに普通預金の金利を現行の0.001%から0.02%に引き上げることを発表した。預金金利の上昇は今後地方銀行にも波及していくとみられる。

愛媛銀行(8541)

地盤の愛媛県を中心に四国全域へ店舗を展開し、海運や造船、紙パルプ産業などを主力とする顧客基盤を持つ。直近第3四半期決算では、貸出金利息が前年同期比87億円増、有価証券利息配当金は同20億円増と資金運用収益が大きく伸びた。その一方、税引前当期純利益は前年同期比13億円(19.0%)減の58億円にとどまった。外貨調達コストがかさみ利益を押し下げた。

ニフコ(7988)

自動車用ファスナー(留め具)やプラスチック部品メーカーのニフコ(7988)が3月12日に今2024年3月期の業績予想修正を発表した。売上高は従来の3430億円から3705億円(前期比15.1%増)、営業利益は380億円から413億円(同19.9%増)、経常利益は383億円から426億円(同12.5%増)へ、それぞれ上方修正した。一方、純利益については235億円から109億円(同48.5%減)へと大幅な下方修正となった。