四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の20銘柄(4月25日発表)
コニカミノルタ(4902)
4月15日、複合機大手のコニカミノルタ(4902)と富士フイルムビジネスイノベーション(BI)が業務提携に向けた協議を開始したと発表した。複合機や商業・産業印刷機の原材料・部材調達、トナー開発で連携し、供給体制の強化などを目指す。
キヤノン(7751)
事務機は日系メーカーが世界シェアの大部分を占める製品だ。光学、化学、機械工学などの知見を要する機械で、高度なすり合わせ技術が求められるため、参入障壁が高いといわれる。A3カラー複合機では、キヤノン(7751)、リコー、富士フイルムBI、コニカミノルタを上位に日系メーカーがシェアの8割を占める。まさに日本の“お家芸”なのだ。
京セラ(6971)
大きい順に並べるとキヤノン、リコー、コニカミノルタ、京セラ(6971)、富士フイルムBIだが、協業企業を合わせれば単純計算でリコー・東芝テック連合が23%、コニカミノルタ・富士フイルムBI連合22%となる。富士フイルムBIはアメリカ・ゼロックスをはじめOEM(相手先ブランドによる生産)での機器提供が多いため、実際のシェアはより大きくなる。